社会保険労務士川口正倫のブログ

都内の社会保険労務士事務所に勤務する社会保険労務士のブログ



「社会保険適用作成アプリ」でのCSVデータの扱い方法

バナー
Kindle版 職場の出産・育児関係手続ガイドブック~令和の常識~
定価:800円で好評発売中!!


にほんブログ村
続き

社会保険適用作成アプリ」でのCSVデータの扱い方法

社会保険適用作成アプリ」は、次にようにしてデータをCSVファイルとして出力することができます。

「届書の作成」⇒「メニュー」タブ⇒「データ出力」
f:id:sr-memorandum:20210502002747p:plain


「参照」で出力するファイルの名前を指定⇒「出力開始」
f:id:sr-memorandum:20210502003026p:plain
f:id:sr-memorandum:20210502003230p:plain


出力したCSVファイルをExcelで開いていると、確かに「社会保険適用作成アプリ」の内容が出力されていることがわかります。
f:id:sr-memorandum:20210502003314p:plain


せっかくなので、CSVファイルに算定基礎届用の賃金等を入力してみます。
f:id:sr-memorandum:20210502003456p:plain


算定基礎届用の賃金等を入力したCSVファイルを今度は、「社会保険適用作成アプリ」で取り込んでみます。
「届書の作成」⇒「データを取り込む」
f:id:sr-memorandum:20210502003619p:plain


賃金等を入力して保存したCSVファイルを指定して、「CSVファイルの取り込み」にチェックに入れて、「OK」をクリックします。
f:id:sr-memorandum:20210502003902p:plain


「1行目を項目名とする」にチェックを入れて、「変換実行」をクリックします。
f:id:sr-memorandum:20210502004216p:plain


すると、エラーが表示されて取り込みができません!!
f:id:sr-memorandum:20210502004436p:plain


なぜかと最初は少々悩みましたが、何ということもありません。
CSVファイルをExcelで開いて保存したため、各セルの先頭にある「0」が消えてしまったため、データの形式が適合しなくなったのが原因です。

Excelでうまく読み込む方法もありますが、面倒なのでCSVファイル編集用専用ソフトを使用することをお勧めします。

ここでは、「Google スプレッドシート」を利用する方法を紹介します。
なお、「Google スプレッドシート 」を利用するためにはGoogleアカウントが必要となります。

まず、次のリンクにアクセスします。
Googleスプレッドシート」のリンクにアクセスします。
https://www.google.com/intl/ja_jp/sheets/about/


Google スプレッドシートを使ってみる」をクリックします。
f:id:sr-memorandum:20210502005206p:plain


「新しいスプレッドシートを作成」の「空白」をクリックします。
f:id:sr-memorandum:20210502005346p:plain


「ファイル」タブの「インポート」をクリックします。
f:id:sr-memorandum:20210502005545p:plain


「テキストを数値、日付、数式に変換」のチェックを外し、「区切り文字の種類」で「カンマ」を選択します。
f:id:sr-memorandum:20210502005630p:plain


「データをインポート」をクリックします。
f:id:sr-memorandum:20210502005903p:plain


先頭の「0」が消えずにインポートされます。
f:id:sr-memorandum:20210502010011p:plain


算定基礎届の賃金等を入力します。
f:id:sr-memorandum:20210502010059p:plain


入力したファイルを今度はダウンロードします。
「ファイル」タブ⇒「ダウンロード」⇒「Microsoft Excel(.xlsx)」をクリックします。
f:id:sr-memorandum:20210502010156p:plain


ダウンロードしたファイルを開くと、今度は先頭の「0」が消えていないことがわかります。
このExcelファイルをcsvファイルで保存します。
f:id:sr-memorandum:20210502010445p:plain


このCSVファイルを最初と同じ手順で取り込むと今度は成功します。
f:id:sr-memorandum:20210502010618p:plain


開いてみると、算定基礎届用の賃金等が入力されていることがわかります。
f:id:sr-memorandum:20210502010746p:plain